The Thirteen

The THIRTEEN 1stワンマン直前企画 Special Liner Notes MESSAGE FROM ARCHANGEL LOVE 〜松岡充 (MICHAEL / SOPHIA)〜

松岡 充
(MICHAEL / 7zoo7)
真緒と美月の新しい船出のアルバム

湧き出て、止まらない感情を、
ただただ、必死に、がむしゃらに描き、紡いだ毎日だったのでしょう?


気付けば、
その溢れ出た様々が、
フルアルバムに成る程



何度も聴いたよ

爆音で聴いたり
ヘッドホンで聴いたり
小さな音でも
歌詞カードや、
映像を何度も観た


一曲一曲噛み砕く様に

創り手側の角度からも
聴き手側の角度からも


こんな感想、
書いて良いのかわからないけど、

俺には、やっぱり

叫びにしか聴こえなかった
生々しく、
リアルに響く叫びだったよ



Sadie をやりたかった
あの世界にとどまっていたかった
奪いあったけど、
捨てるものなど何もなかった

無駄なモノも全部、
大事な大事な
宝物だったんだ…って

美月のギターが泣き狂い

真緒の嗚咽が叫びを越えて
詩っている


「あぁ、本当に二人はやりたかったんだな…」

って、実感したよ

このアルバムからは、
二人の哀しみが溢れています

最大限の、

失った哀しみが、

聴く者の心の襞に、
まとわりついて離れない

側にいてあげたくなる

そして、気付けば
側に居てくれてる
そんな不思議な感触もあった

真緒と美月の哀しみは、
ザラついている様相を見せながら、

本当はとても人肌の温度

彼等の涙の温度を、
どの曲にも感じる

皮肉な事に、
アーティストの作品として、

二人の、この哀しみの結晶は、
輝きを放ってしまうから、

それさえも、
生きている事を自覚し、
存在証明の表現に
なってしまうから、

彼等の哀しみが、
癒されていく構造は
殆ど、あり得ないのかもしれない


でも、
それが彼等の音楽なんだ
とも感じます

もしこの哀しみが少しでも癒されるとしたら、

聴いた貴方が、

二人の哀しみの叫びからでも、

愛する勇気や、
明日を目指す
力を得たり、

そのステージ、
ライブの空間で同じ時を過ごした後、

本当の笑顔で
最高の笑顔で、
涙の笑顔で、

ステージにいる、二人に
笑いかけてくれた時
だけではないかな…


彼等の叫びは、
繋がりを求め、確認している

一人でも多くの、
真の仲間達に繋がる様に
願いを込めて、
ここに放たれた


松岡 充

MICHAEL OFFICIAL SITE https://michael-manics.jp
松岡充オフィシャルサイト 7zoo7 https://www.7zoo7.com/




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